<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" ?>
<rdf:RDF xmlns="http://purl.org/rss/1.0/" 
         xmlns:rdf="http://www.w3.org/1999/02/22-rdf-syntax-ns#"
         xmlns:dc="http://purl.org/dc/elements/1.1/"
         xmlns:sy="http://purl.org/rss/1.0/modules/syndication/"
         xmlns:content="http://purl.org/rss/1.0/modules/content/"
         xmlns:trackback="http://madskills.com/public/xml/rss/module/trackback/"
         xml:lang="ja">
<channel rdf:about="http://4bookshop.bestbook-shop.com/">
<title></title>
<link>http://4bookshop.bestbook-shop.com/</link>
<description> （24時間おきに更新中）</description>
 <dc:language>ja</dc:language>
<dc:rights>Copyright (c) 2006  All Rights Reserved.</dc:rights>
<dc:date>2008-11-20T07:13:43+09:00</dc:date>
<items>
<rdf:Seq>
<rdf:li rdf:resource="http://4bookshop.bestbook-shop.com/detail/01/4344405145.html" />
<rdf:li rdf:resource="http://4bookshop.bestbook-shop.com/detail/02/410110428X.html" />
<rdf:li rdf:resource="http://4bookshop.bestbook-shop.com/detail/03/419891477X.html" />
<rdf:li rdf:resource="http://4bookshop.bestbook-shop.com/detail/04/4101060096.html" />
<rdf:li rdf:resource="http://4bookshop.bestbook-shop.com/detail/05/4101213437.html" />
<rdf:li rdf:resource="http://4bookshop.bestbook-shop.com/detail/06/4101104298.html" />
<rdf:li rdf:resource="http://4bookshop.bestbook-shop.com/detail/07/4101104301.html" />
<rdf:li rdf:resource="http://4bookshop.bestbook-shop.com/detail/08/4101104271.html" />
<rdf:li rdf:resource="http://4bookshop.bestbook-shop.com/detail/09/4043083203.html" />
<rdf:li rdf:resource="http://4bookshop.bestbook-shop.com/detail/10/4101134065.html" />
<rdf:li rdf:resource="http://4bookshop.bestbook-shop.com/detail/11/4101134103.html" />
<rdf:li rdf:resource="http://4bookshop.bestbook-shop.com/detail/12/4103080116.html" />
<rdf:li rdf:resource="http://4bookshop.bestbook-shop.com/detail/13/4101104263.html" />
<rdf:li rdf:resource="http://4bookshop.bestbook-shop.com/detail/14/406158135X.html" />
<rdf:li rdf:resource="http://4bookshop.bestbook-shop.com/detail/15/4622081814.html" />
<rdf:li rdf:resource="http://4bookshop.bestbook-shop.com/detail/16/4063462382.html" />
<rdf:li rdf:resource="http://4bookshop.bestbook-shop.com/detail/17/4063461971.html" />
<rdf:li rdf:resource="http://4bookshop.bestbook-shop.com/detail/18/4041356466.html" />
<rdf:li rdf:resource="http://4bookshop.bestbook-shop.com/detail/19/4101252238.html" />
<rdf:li rdf:resource="http://4bookshop.bestbook-shop.com/detail/20/4894234386.html" />
</rdf:Seq>
</items>
</channel>
<item rdf:about="http://4bookshop.bestbook-shop.com/detail/01/4344405145.html">
<title>闇の子供たち (幻冬舎文庫)</title>
<link>http://4bookshop.bestbook-shop.com/detail/01/4344405145.html</link>
<dc:date>2008-11-20T07:13:43+09:00</dc:date>
<dc:creator></dc:creator>
<description>何の罪もない子供が売られたり、生きたまま臓器を取られたりするのは可哀想な気もしたけれど、まぁ仕方ないんじゃないですかね…本の内容自体は、売られた後、AIDSを発症した子がゴミ捨て場に捨てられ、最後は...</description>
<content:encoded>
<![CDATA[
何の罪もない子供が売られたり、生きたまま臓器を取られたりするのは可哀想な気もしたけれど、まぁ仕方ないんじゃないですかね…本の内容自体は、売られた後、AIDSを発症した子がゴミ捨て場に捨てられ、最後は父親にガソリンをかけて焼かれる所が面白かったです。まず、、インターネットができる環境にあるのであれば著者の名前ぐらい調べてください。それからまず、本を手にとるかとらないかを決めてください。

wikipediaで調べてみればわかると思われますが、これはフィクションです。騙されないでください。また、著者は在日韓国、朝鮮人と書いてあります。

また、小説というのはフィクションであろうが、ノンフィクションであろうが本に明記する必要はない。それゆえ、ただ本に書いてあることをただ、ただ鵜呑みにするのは実に馬鹿げています。

それから読めばよろしい。碌に調べもせず、本の内容を信ずるのは甚だ愚かである。

児童売春・臓器売買など、貧しい国を取り巻く状況は確かに深刻なものである。
子供を愛している親でも、生活ができないから子供を売るしかない。
貧困問題は複雑であり、国際援助で金だけ送れば解決するような生易しいものではない。
それは分かる。
が、これは小説。
上記のような問題をどのように物語の中に組込み、キャラクターを配するかが作者の腕の見せ所。
今作では、正義役、悪役の２パターンのみを用意しひたすら正義側の苦闘と子供達の悲劇ばかりを繰り返すだけの構造にしかなっていない。
理想論ばかりを繰り返し、行き当たりばったりの行動を繰り返す主人公達には、正直うんざりしてしまう。
また、これだけ単純な構造にしたにもかかわらず、最後をまとめ切れず、キャラクターに無茶苦茶な言動だけとらせて終わりにしてしまっている。
作者の正義感をキャラクターの口から言わせるだけならば、小説などにせず、オピニオン誌などに載せればいい筈である。
きつねうどんを頼んだつもりが、油ぎとぎとのとんこつラーメンが出てきたみたいで、悪い意味で期待を裏切られたと言わざるを得ない。
幼児売春の残酷な描写のセンセーショナルさに頼りすぎなところがありました。

リアリティある箇所とない箇所がアンバランスで、とにかく救いがなさすぎて、
「発展途上国の子供たちがかわいそう」なんて、優等生的な共感をいだけるような作品ではありません。
残酷な箇所に興奮する人にいたずらな刺激を与えるだけかもしれないという、心配さえしてしまいます。

作中にも、ＮＧＯのスタッフがタイの人に教育の大切さを説くところがありますが、
きちんと取材をしてノンフィクションにし、貧困が、無知が問題であることを投げかけていただくか、フィクションに徹するかしていただきたかったです。

最後の永江朗氏の解説によるフォローで成立するような気がしました。 1週間掛けてようやく読み終えた。 
何度も目を背けた。 


恐怖は人を支配しどこまで追い詰めるのだろう。 
あの子達はどれ程の恐怖を日々感じ 
終わることのない絶望の中にも 
小さな光を見つけようと必死で生きている。 

子供は無垢で大事にされなくてはいけないと思う。 
される義務があるのだと。 

そんな当たり前の事が出来ないでいる。 
大人のエゴの犠牲なるのはいつも弱い子供たち。 

闇へ闇へ葬られ消えてく命は絶たない。 

無力感に押しつぶされそうになる。 
 
 
]]>
</content:encoded>
</item>
<item rdf:about="http://4bookshop.bestbook-shop.com/detail/02/410110428X.html">
<title>沈まぬ太陽〈3〉御巣鷹山篇 (新潮文庫)</title>
<link>http://4bookshop.bestbook-shop.com/detail/02/410110428X.html</link>
<dc:date>2008-11-20T07:13:43+09:00</dc:date>
<dc:creator></dc:creator>
<description> 事故当時、中学生でしたが、この墜落事故は鮮やかに覚えています。この御巣鷹山篇の冒頭の管制室の緊迫したやりとりで、当時の記憶がよみがえってきました。乗客の、家族の、救援者の、そして管制室の、事故にか...</description>
<content:encoded>
<![CDATA[
 事故当時、中学生でしたが、この墜落事故は鮮やかに覚えています。この御巣鷹山篇の冒頭の管制室の緊迫したやりとりで、当時の記憶がよみがえってきました。乗客の、家族の、救援者の、そして管制室の、事故にかかわってその無事を思った人すべての無念と、絶望を思うと、想像を絶します。また、被害者への応対についても、あまりにも家族の気持ちを踏みにじる補償の進め方に、憤慨しました。関係者の無念、家族を失ったことの空虚な思い、こういったことに想いを馳せると、読んでいて涙が止まりませんでした。
 前篇でアフリカから呼び戻され、幸福の兆しが垣間見えたかに思えた主人公の恩地もまた、この事故にかかわります。一度狂った歯車が、狂い続けている状況に直面し、読者の私もやるせない気持ちになりました。作品中では、一企業がここまで執拗に一個人に対して報復をするのかという調子で書かれていますが、恩地の扱いが永田町でも話題だと書かれていた文章を見逃すことができませんでした。つまりは、企業のみならず、一国家が恩地に対する攻撃を後押ししていたということです。ふとしたきっかけで職責を果たしたばかりに「アカ」のレッテルを貼られ、一企業どころか、国家からこうも攻撃されるという理不尽が許されていいものかと感じました。
 まだ、3篇目までを読んだところですが、企業の社会責任とは何なのか？多面的に考えさせられます。毎年、８月近くになるとどうしても思い出す日航機事故。事故に関しては、いくつも本が出ていますが、それでもこの本は、事故を無視できない人は読むべきです。他の究明本にない、独自の視点がいくつか盛り込まれています。著者の本は、どれもそうですが、事実に裏づけられた迫力に脱帽です。この作品は、取材した事実に基づき、小説的に再構築した作品である、
という事になっている。しかし、航空史上最大のジャンボ機墜落事故の
克明な記録として、遺族の遺体確認や補償交渉のリアリティー、生々しさ
には圧倒される。作者の詳細な取材力には感心する。

しかし、もっとも心を打たれたのは、迷走する飛行機の中で家族に向けて
書かれた遺書を読んだ時だった。百万の言葉を弄するより、手帳に書か
れた短い文章の中に家族への思いや無念さが伝わって来る。
ＪＡＬをモデルにしたと思われる「沈まぬ太陽」は日本の航空業界、労働争議、会社社会というものを考えさせられるものでした。とくにこの第３巻は、物語の中心となる御巣鷹山事故編で、その臨場感におもわず、泣きそうでした。小説はあくまでフィクションなのでしょうが、綿密に取材された描写は真に迫っており、読むものを圧倒します。これから社会人になる若い方に特にお薦めしたい。第３巻の御巣鷹山編は特殊な書籍であって、一読の価値ありと、この巻だけでもお薦めします。航空会社の責任、メーカーや国の責任についていやというほど考えさせられます。被害者サイドのエピソードに触れるたび、胸が締め付けられるような気がします。特にこの巻のラストシーンは涙なしに読むことはできません。
]]>
</content:encoded>
</item>
<item rdf:about="http://4bookshop.bestbook-shop.com/detail/03/419891477X.html">
<title>人間臨終図巻〈1〉 (徳間文庫)</title>
<link>http://4bookshop.bestbook-shop.com/detail/03/419891477X.html</link>
<dc:date>2008-11-20T07:13:43+09:00</dc:date>
<dc:creator></dc:creator>
<description>歴史上の人物や有名人の最後の姿を集めた書物は数多くあるが、そもそもこれだけの数を集めたものは古今東西を問わず本書のみではないか。しかもその一つ一つが含蓄に富み、各人物の個性をも半ば描き尽くしている。...</description>
<content:encoded>
<![CDATA[
歴史上の人物や有名人の最後の姿を集めた書物は数多くあるが、そもそもこれだけの数を集めたものは古今東西を問わず本書のみではないか。しかもその一つ一つが含蓄に富み、各人物の個性をも半ば描き尽くしている。生物学的な死の本体は一つであるが、その実相（現象面）は正に百人百様であることが実感として分かる。本当にすごい本である。 有名人の生涯の短い順番に並べたユニークな本である。
冒頭〈十代で死んだ人々〉八百屋お七（１５歳）放火罪で火あぶりの刑。徳川時代でも前代未聞。大石主税（１５歳）父内蔵助の命とはいえ、自らの意志で死を選んだ最年少の人。アンネ（１６歳）『アンネの日記』ナチスのユダヤ人迫害で隠れ家で死す。天草四郎（１７歳）島原の一向一揆の中心人物。さらし首になる。藤村操（１７）日光華厳の滝に投身自殺。「巌頭の感」に〈人生不可解〉と記す。山口二矢（１７歳）社会党委員長浅沼稲次郎を演説中短刀で刺殺。少年鑑別所で縊死。ジャンヌ・ダルク（１９歳）英仏百年戦争中、白馬にまたがり仏軍の陣頭指揮。捕虜となり群衆見物の中、火刑。「神は人間を賢愚において不平等に生み、善悪において不公平に殺す（山田風太郎）」 （雅）この本は、死と生を考えさせてくれる貴重な本だと思う。けったい本かと思ったがさにあらず。本来の意図は、先人の死を知ることで、よりよい生を生きられるようにということだろうと思うが、色んな活用法ができる。まず、日本史、世界史の裏面史を知ることができる。あの作品はこの人が書いたのかなど、貴重な読書ガイドとなる。どの作家（画家、政治家）が誰の葬儀に行ったとか、病床を見舞ったなど、意外な交友関係がわかる。その他、人生・人名のデータベースとして様々な活用法があるはず。全三巻読んだ時はさすがに疲れたが、読んでよかった。小生、幼い頃より伝記もの、歴史ものが好きであった。様々な人に興味を持つのだが、その生き様よりも、むしろ死に様に関心があった。勝者であり敗者であれ、人は等しく死ぬ。死は得体の知れないものであり、それゆえあまりにも美しすぎる。残酷な美しさであるが。そういうわけで新聞で真っ先に読むのは死亡欄である（数年前、某漫才コンビが死亡記事を軸にした本を出した。コンセプトはよかったが、内容に不満が残った）。いやな男である。また小生、伝記を読む際、人物の没年齢を知るべく、（没年−生年）という引き算を真っ先にしたものである。いやなガキであった。山田風太郎のこの作品は、没年順に並べられた「死に様偉人伝」である。膨大な資料にあたり、医学の知識を動員し、粋の利いた文章で死に様が綴られている。ただ徒に引用するだけでもなく、科学的な考察に偏るでもなく、大変バランスがよく、氏の才能に改めて感嘆した。第一巻は夭折した人物の記述が多い。早世するものは、概して劇的にその死を死ぬ。またエッという人が案外安穏とした晩年を送っている場合もあり、驚かされたりする。ある評論家が「司馬遼太郎より山田風太郎の歴史観を自分は買う」と言っていたが、それがあたっているかはともかく、これを読むとその気持ちはわかる、エピソードの筋は覚えても何度でも読めるのは、作者の文章の力とエピソードの背景にある作者の歴史観がしっかりしているからだと思う。大正生まれの戦中派らしく今はほとんど忘れられている、太平洋戦争当時の軍人、政治家をしっかり押さえている、戦後生まれには、新鮮で、戦犯といわれた、全くなじみのない人物が生き!生きと現れてきて、自分の心になにかを訴えかけて来たのには驚かされた、江利チエミ、夏目雅子など亡くなった時の事を知っている人物とジンギスカンやキリストが同列に論じられているので、色々な事が考えされて面白い、山田さんにはもっと生きて続編を書いてもらいたかった
]]>
</content:encoded>
</item>
<item rdf:about="http://4bookshop.bestbook-shop.com/detail/04/4101060096.html">
<title>路傍の石 (新潮文庫)</title>
<link>http://4bookshop.bestbook-shop.com/detail/04/4101060096.html</link>
<dc:date>2008-11-20T07:13:43+09:00</dc:date>
<dc:creator></dc:creator>
<description>話としては「しろばんば」「次郎物語」と同じく一人の少年にライトを当てた小説ですが、この二作と違い、主人公吾一は時代（明治時代）をつらく生き、苦悩した少年だと思います。貧しさ故に奉公に出され、自分より...</description>
<content:encoded>
<![CDATA[
話としては「しろばんば」「次郎物語」と同じく一人の少年にライトを当てた小説ですが、この二作と違い、主人公吾一は時代（明治時代）をつらく生き、苦悩した少年だと思います。貧しさ故に奉公に出され、自分より下の友人に頭を下げなければならない吾一のくやしさ、苦悩が淡々と、しかし強く書かれています。成長していく中でもつらいこと、悲しいことが色々ありますが、その中で知り合う人たちとの関わり合い、くじけずに強く生きていくこの少年に、教えられることはたくさんあります。所々にその頃の時代の状況が詳しく書いてあるので、勉強になりました。年齢を問わず、是非読んで欲しい本です。私は小学校の時、初めてこの本を読みました。今、数十年ぶりに改めて読み終えました。時代が変わっても、人間の生き方の基本姿勢は変わらないのではないでしょうか？明治時代の日本の貧しいがひたむきな社会状況も伺えます。小学校卒業後奉公にでた少年が、つらいことがあっても、真摯に生きて行く姿を描いています。年代を超えて、純粋に感動出来る書物です。小学校を卒業後、呉服屋に奉公に出された少年が、苦節の末、ひとり立ちしていくまでを描いた物語です。つらい境遇にあっても決してめげず、どこまでも真っ直ぐに、自分らしく生きようとする少年の姿は、現代人の忘れてしまった「勤勉さ」や「正直」といった美徳を思いださせてくれます。物語の節々に先生や書生が登場し、少年の生き方に大きな影響を与えますが、こうした大人の存在も魅力的です。ストーリーは波乱に満ちており、息もつかせないものがあります。つらい場面は涙なくして読めませんでしたが、読みながら心にあたたかいものが満ちてくるのを感じました。純粋な感動を与えてくれる、ひとりの人間の成長の物語です。僕が小学生の時に読んで、そして幼いながら僕の生き方について大きな影響を受けた作品です。主人公 吾一と今の時代の背景はちがっても、子供の心の中はいつでも同じように純粋で、普遍的なものだと思います。 お子様にも、そして、大人の方にも、是非お勧めしたい一冊です。
]]>
</content:encoded>
</item>
<item rdf:about="http://4bookshop.bestbook-shop.com/detail/05/4101213437.html">
<title>かんじき飛脚 (新潮文庫 や 54-3)</title>
<link>http://4bookshop.bestbook-shop.com/detail/05/4101213437.html</link>
<dc:date>2008-11-20T07:13:43+09:00</dc:date>
<dc:creator></dc:creator>
<description></description>
<content:encoded>
<![CDATA[

]]>
</content:encoded>
</item>
<item rdf:about="http://4bookshop.bestbook-shop.com/detail/06/4101104298.html">
<title>沈まぬ太陽〈4〉会長室篇(上) (新潮文庫)</title>
<link>http://4bookshop.bestbook-shop.com/detail/06/4101104298.html</link>
<dc:date>2008-11-20T07:13:43+09:00</dc:date>
<dc:creator></dc:creator>
<description>会長室編では、御巣鷹山の墜落事故後、組織の建て直しを図るため
首相に請われて国民航空の会長に就任した国見正之を中心として
物語が展開する。恩地は新設された会長室の部長に抜擢される。

国見会長は建て...</description>
<content:encoded>
<![CDATA[
会長室編では、御巣鷹山の墜落事故後、組織の建て直しを図るため
首相に請われて国民航空の会長に就任した国見正之を中心として
物語が展開する。恩地は新設された会長室の部長に抜擢される。

国見会長は建て直しの手始めとして分裂している組合の統合を目指す。
整備士や機長など各部門から会社の現状について意見を聞くのだが、
その中で、「自分達の理想像」を熱く語る者はいても、お客様にとって
の理想像」を語る者はいない。

一例を挙げれば、ある機長が、「昨年ソウルで着陸復行をした際、乗り
合わせた大蔵大臣から機長のアナウンスが無かったと指摘された為、
オペレーション・マニュアルがアナウンスをするように改定された。
しかし、安全上、課業順位最下位とも言えるアナウンスを、神経を最も
使う着陸復行、最進入の途中で課すなど考えられない。このように我々
の立場にたって考えてくれない職制である」と憤る。

この機長は、自分達が乗せているのが荷物だとでも思っているのだろうか。
乗客の立場にたって考えてみれば、アナウンスも無く着陸復行をされたら
不安を感じるのは当然である。機長が忙しければパーサーがアナウンス
すれば良いだけの話ではないだろうか。

このように、この会社の社員はお客様の立場にたって考えるという意識
が欠落しているのである。まるで社会主義国の航空会社のようだ。
上層部の腐敗や癒着などより、社員のこのような考え方の方が利用者
としては怖い。まさに国民不在の国民航空である。

この航空会社を国民航空と名付けたのは、作者である山崎氏の痛烈な
皮肉なのではないだろうか。主役たる人物はアフリカ篇から続いて読むと恩地になるのであろうが、
この会長室篇では腐敗した国民航空に迎えられる国見会長のキャラクターが魅力的である。
『白い巨塔』の里見と重ねてみていた恩地には、国見会長のほうがより里見に近いキャラだろう。

御巣鷹山墜落事故が起こった当時、リアルに事故の模様をみていた世代ではあるが、
会長の世代が戦争を経験していること、
「お国に貢献したい」という思いで無報酬で会長を引き受けている会長が新鮮であった。
彼は要領を得ない回答、社内政治に慣れた国民航空の経営陣、また利権に酔う政治家といったの面子に入り込む、まさに掃き溜めにあらわれた鶴。

国民航空には国航商事、国航開発と関連会社が多数あり、各々に会長・社長、役員がいるため
「財前-里見」「行天-恩地」という図式の中に登場人物が増えていく。
少し時間を置くと登場人物が誰が誰だかわからなくなるため、一気に読むことをおすすめしたい。企業の利益優先と人間性の欠如は現在も多くの人命を奪っている。
ＪＲ脱線事故、安曇野の観光バス事故、多くの長距離トラックの事故など上げたら数限りなく出てくると思う。
２０年前に警鐘とも言える事故を経験しながら、この国はどうなって行くのかと不安になる。

刑罰的人事を描いた１―２巻での企業の腐敗、人道の欠如は５２０人を人柱にする大事故に発展した。
著者は見事な取材で、３巻にあの忘れてはならない未曾有の大事故を立体的に描ききり、当時報道されきれていなかった事実をも描いている。
この４巻では、うわべだけの謝罪をすませ、のうのうと私欲をむさぼる、役人的特殊法人と言う”お役所”と改革に立ち上がる人々の戦いが始まった。

この巻では個人的に組合活動をささえる家族たちに頭が下がり、事故現場に一周忌に集まった遺族たちの叫びに涙した。
人が良心を取り返し、金銭意外に人生の目標を持たなければ、事故の本当の解決は遠いのではと思う

この事件を知らない若い世代の方にも是非読んでいただきたい作品であり、その際”クライマ−ズハ-横山秀夫”も一緒にお読みいただけましたら、この事件の社会的影響がより理解できるはずです


ここまで日本社会が腐っているのかとまざまざみせつけられたことはない。
この話ははるか昔のことだが、いまだに同じようなことが行われていて、
特殊法人を民営化するのに断固として反対する族議員や、
公共事業の利権をむさぼる政治家・官僚・企業の実態をみるにつけ、
ほんと日本はどうしようもない腐敗に満ちた社会なのだということを、絶望的に思い知らされる。

ただ最後に社員の告発によって、その腐敗の一端が暴かれるものの、
それを突き詰めていくと、前総理大臣の金稼ぎにまで及んでしまうことを考えると、
捜査が進んだところで、いかようにも圧力をかけ、腐敗を闇に葬ってしまうことができることを考えると、
日本社会に正義はないのかとまたも絶望感を覚える。

この本を政治家・官僚・企業は読んで悔い改めるべきだと思う。実際、一度友人に借りて感動し、
どうしても自分の本棚に仕舞っておきたくなった書籍です。
全5巻を2回通り読んだことになります。
5巻で一つの物語である為、
各巻ごとの評価、というものは出来ません。
ノンフィクションであることで疑いなく沁み込んでくる内容。
疑いはないが信じられない現実が1ページごとに紐解かれていきます。
傑作です。
]]>
</content:encoded>
</item>
<item rdf:about="http://4bookshop.bestbook-shop.com/detail/07/4101104301.html">
<title>沈まぬ太陽〈5〉会長室篇(下) (新潮文庫)</title>
<link>http://4bookshop.bestbook-shop.com/detail/07/4101104301.html</link>
<dc:date>2008-11-20T07:13:43+09:00</dc:date>
<dc:creator></dc:creator>
<description>組合の元委員長、恩地元を主人公とする物語は、事実上アフリカ篇
で終わる。 御巣鷹山篇では悲惨な航空機墜落事故そのものが中心と
なり、会長室篇では新生国民航空に会長として就任した国見が主役と
なる。
...</description>
<content:encoded>
<![CDATA[
組合の元委員長、恩地元を主人公とする物語は、事実上アフリカ篇
で終わる。 御巣鷹山篇では悲惨な航空機墜落事故そのものが中心と
なり、会長室篇では新生国民航空に会長として就任した国見が主役と
なる。

この作品は、「取材した事実に基づき、小説的に再構築した作品である」
と作者自ら言っている。作品のモデルとなった人物が、御巣鷹山の墜落
事故に直接関わっていなかった等の批判もあるが、あくまでもこの作品は
小説であり、作者の創作であると判断したい。だって、こんな航空会社が
実際にあったら嫌だもんね。

ただ、御巣鷹山編では墜落事故の状況や、その後の補償交渉まで、非常
に生々しく綴られている。作者の緻密な取材が伺われるが、リアリティーが
豊かな分だけ、この作品がノンフィクションではないかと誤解されるのでは
ないだろうか。

会長室編のラストは、唐突に終わってしまった印象がある。
恩地や国見が聖人君子として描かれているのに対して、作品上の悪役
である行天四郎の方が妙に人間臭く、親しみをもてたりしてしまう。

魑魅魍魎にまみれた国民航空。しかし、国民航空は今日も飛ぶ。
国民の夢を乗せて。小説として読むと、胸を打たれるものは小さかったが、アメリカに取材にいき、ボーイングから取材を拒否されても
100冊以上の参考資料をもとに書き上げたドキュメンタリーとしては日本の文壇で真似のできる人物は
なかなかないように思う。。
ここで終わって行天は？総理は？裏金作りに関係した人間たちは？と読みたいところで終わるので
結末には過度な期待をしないよう読んでほしい。

アフリカをたらいまわしにされて東京に帰ってきたら叩かれて、
恩地が辞めないでいる理由などストーリーには突っ込みどころがありますが
裏金作りなどは、為替の先物取引の知識があれば面白く読める。
「大地の子」に感動した日航職員が筆者のインタビューを受けたという話も聞くし、
純文学出身でこういった長編ドキュメンタリーにとりくむのは難しいのかもしれない。

「国民航空」の広報について。
たとえ経営者が間違った道を選んでも、最後の良心を失わないのが広報マンであるが、
それを失った、いやもともとないのが行天。
地位を得て、家族との関係、愛人との関係がどうかわっていったか、行天の人生に注目して読んでいると
金と地位、女は男のエゴを一時的には満足させるが、心を豊かにするものではないのだなと思う。
行天という人物は誰をモデルにしたものなのか、どんな資料をみてもまったくわからないが。

85年の御巣鷹山墜落事故から20年以上を経過しても、斜陽の日本航空。
労務・財務の経営体質に問題はないのか、経営戦略をあやまっても、立ち返ることのできる風土はあるのか、
戒めにはなる書であろう。
政府と民間の癒着構造がなくならない限り、戒めにするもしないも政府と日航次第なのだが。
民間は役員の椅子を、政府は国会議事堂の椅子をめぐって、官民の癒着は現在も行われているのだろうなあと
想像すると、明るい気持ちにはならない。
どんなに良心を失っても戦い続ける、とうい勇気のある政治家・記者の方々には読んでほしい。

沈まぬ太陽、御巣鷹山編までは面白かったのですが、会長編からはどうも恩地の迂闊さ無能さ融通の利かなさが感じられ、これじゃー行天達には到底勝てないだろうと納得してしまいました。
会長も当事者意識に欠けてるような印象を受けました。
大なり小なりサラリーマン社会ではこのような現象は有りますが、「正義の為に時には妥協してでも貫く」という強さも必要だと思います。日本航空に実在した小倉氏のエピソードとＪＡＬ123便の事故のエピソードを
組み合わせた、社会小説＋経済小説の様な特殊な位置づけの小説である。

沈まぬ太陽で紹介されたエピソードはＪＡＳとの合併でますます混迷を深める
現在の日本航空の現状を考えれば、その背景を的確に描き出していると
言うことが出来ると思う。

その一方で、恩地氏の生き方にはどうしても共有できない部分がある。自身に
非がないとは言え、あそこまで盥回しにされるのであれば、家族のため、
自身のため転職するなり、筋を曲げるなり出来なかったのだろうか？。
「正しいことをしたければ偉くなれ」ではないが、なんとかならなかった
のだろうか？。

白い巨塔でも里見先生がその様な役回りだったのかもしれないが、彼が主人公
ではなく、清濁併せのむ財前先生との対比だから良かったが、今回は恩地氏が
絶対善的に描かれた分辛かったなぁという印象がある。

また、後半の国見会長は恩地氏との絡みで非常に好人物として描かれているが、
実際の伊藤会長は鐘紡の会長としてその地位に長く居座ったが故に名門企業
の事実上の破綻を招いた張本人でもあり、日本航空の件でも充分なリーダー
シップを発揮できなかった人物である。もちろん後に分かった事実ではあるが、
少し持ち上げすぎな気がする。

その意味で、非常に興味深い内容の小説ではあるが、感情移入しにくい印象
のある小説でもあった。前半の１、２巻は「世界左遷物語」。

圧巻は３巻（御巣鷹山編）。

遺体確認、補償交渉など事故後の様々なことが
細かく書かれています。。再度、事故の悲惨さ
がわかる。

後半４、５巻は企業と労組、それを操り、利権に群がる
関連企業、役人、政治家のドロドロの話。会長に、
志の高い国見という人物を迎い入れるが・・・。

最後のこれ、ジーンと来た。。。。
『何一つ遮るもののないサバンナの地平線へ黄金の矢を放つ
 アフリカの大きな夕陽は、荘厳な光に満ちている。
 それは不毛の日々に在った人間の心を慈しみ、明日を約束する、
 沈まぬ太陽であった。』

]]>
</content:encoded>
</item>
<item rdf:about="http://4bookshop.bestbook-shop.com/detail/08/4101104271.html">
<title>沈まぬ太陽〈2〉アフリカ篇(下) (新潮文庫)</title>
<link>http://4bookshop.bestbook-shop.com/detail/08/4101104271.html</link>
<dc:date>2008-11-20T07:13:43+09:00</dc:date>
<dc:creator></dc:creator>
<description>パキスタン、イラン、ケニアと、恩地の海外たらい回しの旅は続く。
組合の副委員長として共に闘った同期の行天は会社側に寝返り
順調に出世を重ねていく。

そんな中、1972年に国民航空の旅客機がニューデ...</description>
<content:encoded>
<![CDATA[
パキスタン、イラン、ケニアと、恩地の海外たらい回しの旅は続く。
組合の副委員長として共に闘った同期の行天は会社側に寝返り
順調に出世を重ねていく。

そんな中、1972年に国民航空の旅客機がニューデリー、ボンベイ、
モスクワと連続して事故を起こす。事故調査班として現地に派遣
された国民航空社員の苦闘が書かれる。

しかし、事故原因をパイロットのミスとする社員の考えは無視され、
会社には空港設備の不備であるとの報告が出される。また、事故
原因調査に同行したパイロットが、同じパイロット仲間を擁護する
ため、自分の目で見た事実を信じず、執拗に仮定の想像を繰り返し、
空港設備に責任を求める姿にはあきれてしまった。

このような体質が、日本航空（作中では国民航空）123便墜落事故
に繋がって行ったのではないだろうか。

やがて、恩地に日本帰国の話が出てくる。しかし、それは会社側が
折れた訳では無く、連続事故の背景に国民航空の労使関係が影響
しているのではないかと国会で追及されたからであった。会社として
は、更なる僻地へ追いやる計画もあったようだ。

家族との別れ、出世を重ねるかつての仲間、海外で一人仕事をする
孤独、日本で会社に差別されながらも頑張っている組合の仲間、様々
な思いが積み重なり、恩地は精神的に追い込まれていく。

執拗な報復人事、組合つぶし、安全軽視の体質など、会社の非情
さが赤裸々に書かれるアフリカ篇。
そして物語は運命の御巣鷹山篇へと続く。合員の待遇改善を目的に組合活動を活発に行ったことからアフリカに10年以上飛ばされていた主人公の恩地が組合員の働きかけでようやく帰国できるようになった。 

アフリカ編（下）は読中爽快であったがその後はどうなるのか…楽しみである。 

この面白さは最後まで挫折がないことは間違いない。 
色々な登場人物が出てきたが行天と主人公の対比
がよかった。
行天も主人公から見るとうまくやっている奴のようではあるが
彼には彼なりの信念があるのだと思う.
失礼ながらアフリカに左遷というのがどうも自分から見ると
それほどつらいことには思えなかった。実際、一度友人に借りて感動し、
どうしても自分の本棚に仕舞っておきたくなった書籍です。
全5巻を2回通り読んだことになります。
5巻で一つの物語である為、
各巻ごとの評価、というものは出来ません。
ノンフィクションであることで疑いなく沁み込んでくる内容。
疑いはないが信じられない現実が1ページごとに紐解かれていきます。
傑作です。 カラチ、テヘラン、ナイロビとたらい回しにされてきた恩地だが、沢泉組合委員長による国会での発言により、会社に非を認めさせた上で帰国できるようになった。しかし、それまでには母の死や第二組合の設立、自社機の墜落などの苦難が多々あった。
 影の黒幕とも言える堂本は副社長に就任し、行天も同期の中でトップの出世頭となっていた一方で、組合と手を切れば帰国させるという話や自然に組合から抜けれるように管理職として帰国させる話があったが、日本で辛い目にあいながらも組合活動を続ける仲間を見捨てることができず、断ってきた。
 そん恩地も、孤独感や家族への思い、会社への憤懣から精神的に追い込まれていった。しかし、自社機墜落が思わぬきっかけとなり、度重なる会社からの嫌がらせにも屈せず、組合からも抜けることなく、ついに帰国できることになったのだった。

]]>
</content:encoded>
</item>
<item rdf:about="http://4bookshop.bestbook-shop.com/detail/09/4043083203.html">
<title>遠野物語―付・遠野物語拾遺 (角川ソフィア文庫)</title>
<link>http://4bookshop.bestbook-shop.com/detail/09/4043083203.html</link>
<dc:date>2008-11-20T07:13:43+09:00</dc:date>
<dc:creator></dc:creator>
<description> 日本民俗学の古典として余りにも有名な作品である。文語で書かれた箇所は、今となっては読者を選んでしまうが、文句なしの名文であり、本書は優れた文学作品だとも言える。本書は、遠野の地で語り継がれてきた伝...</description>
<content:encoded>
<![CDATA[
 日本民俗学の古典として余りにも有名な作品である。文語で書かれた箇所は、今となっては読者を選んでしまうが、文句なしの名文であり、本書は優れた文学作品だとも言える。本書は、遠野の地で語り継がれてきた伝説を採集したもので、日本民俗学の端緒と言ってよい。中身自体は、単なる昔話の羅列であり、りにも素朴で、やや退屈ですらあるが、かつての遠野の風俗や言語を巧みに伝えており、興味深い。私は本書の舞台の一つである早池峰山に登ったことがあるが、本書を読んでからこの地を訪れると、また違った風景が見えてくるに違いない。 遠野物語と遠野物語拾遺を合わせて２９９話の短編集、一話平均約４００字。
 遠野物語は、民間信仰、栄枯盛衰、山中での出来事、妖怪、動物、行事、昔話など素朴な話が集められている。みな懐かしい感じがし、お伽やグリム童話といった説話のような説教じみた堅苦しさはない。話からは間接的に当時の人々の考え方や習俗、道徳観が伝わってくる。古今の文化の変化を考えると興味深い。民俗学の重要な史料となっている事も頷ける。
 拾遺は題名のごとく残りの雑多なものという感じである。たとえば、当時（明治から昭和初期）の流説も混じっているようである。今で言う「口裂け女」「ターボじじい・ジャンピングばばあ」「こっくりさん」のようなもの。これはこれで当時の風俗を垣間見たようで面白い。あるいは、「先祖伝来の、開けると目がつぶれる箱、なるものを今の代の主人がどうしても見たくて開けたら、布が入っていただけだった。」という話では、近代化に伴い、未知に対する畏怖の消失が現れている様で興味深い。
  1909年（明治42年）から1910年にかけて、当時30代半ばの柳田国男氏が、奥州は遠野の人・佐々木鏡石氏（当時24〜25歳）から聞いた土地の人たちの話を採集、筆記した民間伝承譚「遠野物語」。全部で119の短い言い伝えの背後に、深い山や黒い森の景色が見えるような気がした。谷川の清流のさらさらいう音や、凄い風のごおーっと唸る音が聞こえてくる気がした。
神隠しに遭った女の話や山奥の不思議な家「マヨヒガ」の話などあるなかで、格別印象に残ったのは次のふたつの話。
 嫁と姑との仲が悪い家で気が変になった男の話（第11番）。「ガガはとても生かしてはおかれぬ、今日はきつと殺すべし」と言って、草刈り鎌をごしごしと磨ぎ始めるあたりからの成り行きにぞくぞくさせられた。
 もうひとつは、第95番目に置かれた不思議な「石」の話。形の面白い岩などを持って帰るのを趣味にしている庭作りの得意な男（43〜44歳）が、山で遊んでいるうちに美しい大岩を見つけたところが････。
 ほかにも、津波で死んだ妻に遭った男の話や、ヤマハハが娘を喰らいて皮を剥ぎ、その皮をかぶって娘になりすます話などなど、昔話のエッセンスともいうべき怪異譚やら奇譚やらがいっぱい。 あの「共同幻想論」のヒントとなった名著である。 内容は、遠野出身の人物らの聞き書きである。著者による直接取材でないところに民俗学の開拓者としての柳田の限界があるとは言えるが、方法論に対する批判は批判として、ここに収録された伝承群は遠野という「陸の孤島」に封入された特異なものとしての資料的価値以外にも、文学としての独立した価値を十分持っている。 吉本のように、ここから何を引き出せるかを考えるのもよし、古きよき日本の民俗に思いを馳せるのもあり、いろいろな読み方があるだろう。 伝説は日本のどこにもあったはずである。何故、遠野が選ばれたのか。 岩手の奥の方は、今でも、違う時代を封入している感がある。明治であれば、江戸時代以前の名残があったであろう。それだけに、伝説が真実味を持って迫って来たことは想像に難くない。 当時の人の天衣無縫な発想を、柳田國男の簡潔にして鮮やかな筆致が伝えてくれる。 私は岩手の出身であるが、ひいき目ではないと思う。   拾遺の中に、三光楼という遊郭に通った男の屋号が三光楼になった、という話がある。普通では考えられないことである。しかし、遠野市出身のあでやかなる女性、三光楼さんは私の憧れの人であった。遠野にも、この珍しい苗字の家は2、3軒しかないということであったが、実在するのである。三光楼さんが言った。「六角牛山に3回雪が降ると遠野の町にも雪が降る」と。通し番号299話までのこの本の、第300話として書き込まれている。     
]]>
</content:encoded>
</item>
<item rdf:about="http://4bookshop.bestbook-shop.com/detail/10/4101134065.html">
<title>赤ひげ診療譚 (新潮文庫)</title>
<link>http://4bookshop.bestbook-shop.com/detail/10/4101134065.html</link>
<dc:date>2008-11-20T07:13:43+09:00</dc:date>
<dc:creator></dc:creator>
<description>ここに登場する病人の中に、肉体的な病でなく、
トラウマや神経症が原因と思われるような
心因性の症状をかかえた人物が、幾人か登場します。

どれも最近になって広く身近に、問題視されるようになったものば...</description>
<content:encoded>
<![CDATA[
ここに登場する病人の中に、肉体的な病でなく、
トラウマや神経症が原因と思われるような
心因性の症状をかかえた人物が、幾人か登場します。

どれも最近になって広く身近に、問題視されるようになったものばかり。
これが50年前の小説だろうか、と驚きました。慧眼です。

本屋や学校、図書館で、推薦図書として、よく見かける書名ですが、
なんとなく、江戸時代の貧乏な診療所の、風変わりな医者の人情話、
くらいに軽く考えて、読まずに流してきました。間違いでした。
そういう人も多いかと思いますが、ぜひご一読を。

決して、単純な娯楽小説の、お気楽な理想主義ではありません。
著者の複雑な人間観が、ここにもあります。
人間が好きなのに、人間を信用しきれない。
だからこそ、心がゆれる。

矛盾する両極を渡る振り子の振幅。
その間から、こぼれ落ちる物語の代表作が本著です。
 良き医師の典型として多くの日本人がイメージする人物、それが赤ひげである。しかし、実際に本書を読んだ人は多くはないのではないだろうか？ 赤ひげは著者が練り上げた架空の人物であるのだが、その行動原理や行動規範はまさしく「医師たるべき人」として申し分ない。いやむしろ、架空の人物だからこそ、医師にふさわしい行動をとらせることが出来たのかも知れない。その意味で、「単なるフィクション」として本作を見ることも充分に可能である。しかし、人間描写のプロであり、また「人々が望むもの」を見極めるプロである職業作家が描くこの人物は、人々が求める「医師たるべき人」のモデル例である‥との解釈も可能である。
 
 ある種、高圧的で強権的な赤ひげであるが、その医師としての行動には私心がない。たひたすら、合理的な治療家であろうとのみ思考が集約している。しかし本書を読む人に、是非とも想象してもらいたい。赤ひげのような人間性の形成が、果たして現実問題として可能なのかどうかを。読者と同じ人間として、赤ひげのような人間が存在しえるのか‥ということを、考えて戴きたいのである。そしてそれが可能だとして、ではどういう社会制度が赤ひげのような医師の活躍を促進するのか‥ということも同時に想象して戴きたい。
 
 架空の人物である赤ひげと対比して実際の医師を批判することは溜飲の下がることかもしれず、それはそれでやっていただいて全く構わないのだが、本書を読んだことを良ききっかけとして、もう一歩、建設的な想象をしていただければ、と思う。恐らく、著者、山本周五郎氏の求めていたのは、そういう事だったのではないだろうか？本作の設定が、時代こそ違え、現在の医療情勢と非常に似通っていることを考えると、私にはそのように思えるのである。 

 これは紛れも無く、青春小説の傑作なのです。タイトルに「赤ひげ」とあるが本書の主人公はあくまで青年医師である。赤ひげ先生は青年医師が成長していく過程で様々な影響を与え続けていく。初めは反発していた青年医師保本も赤ひげ先生の考え方、生き方に感銘し、自分の進路を見つけていく。そこには自分の受けた過去の傷をも乗り越える、強い意志が生まれるのである。つまり、青春の課程をじっくり見せられるのである。これこそ青春小説である。人間の成長過程を見ることはなんと素晴らしいことか。自分の青春と比較してしまい、卑屈になってしまうかもしれないが、そんなことはない。青春とは一人一人違うものだし、その価値も人それぞれ違うものである。恋愛しなくてもいいよ。友達いなくてもいいよ。みんなと同じことすることないんだよ。でも、本書のような青春ど真ん中の物語は、誰にでもなんらかの感動を与えてくれる。卑屈にならず、ただ感動すればよい。そんな物語です。
各短編には結末が書かれていない。みんな想像すればいいのである。自分だけの「赤ひげ診療譚」が出来上がるはずである。
 自らの意思とは反し小石川養生所に派遣され、所長である赤ひげの元で働くことになった青年意志を主人公とした物語。

 社会的弱者である多くの患者を前に、自らのを犠牲にし治療を行う赤ひげの姿にし、青年医師は次第にその人間性を変えていく。

 特に多くの医療関係に従事する人には読んでほしい、山本周五郎を代表する感動の一作だ。

 周五郎の作品、その人情どっぷりの作風を「まるで濃い味噌汁を飲まされているようだ」と比喩する人々の声を少なからず聞いた事がある。
 私は反論したい。本書にある赤ひげの言葉に耳を傾けてほしい。そうすれば周五郎の人間に対する強い愛情を必ず感じ取れるはずだ。幕府の御番医になるべくエリート街道を進んでいたが、ひょんなことから小石川養生所の赤ひげ先生の見習医になった本書の主人公の保本登。
養生所の多くの患者の診療を重ねるごとに医学的な知識だけでは解決できない問題があることに気付き始める。現代でいう診療内科的診療を行う赤ひげ先生に最初は反抗をするが最終的には傾倒してゆく。
ここに出てくる患者たちは皆一寸だけトラウマがあり、通常の診療では解決できない問題を抱えている。そして保本登自身、自身が持っていたトラウマを克服してゆく。読んでいてほのぼのとするストーリーです。
]]>
</content:encoded>
</item>
<item rdf:about="http://4bookshop.bestbook-shop.com/detail/11/4101134103.html">
<title>さぶ (潮文庫)</title>
<link>http://4bookshop.bestbook-shop.com/detail/11/4101134103.html</link>
<dc:date>2008-11-20T07:13:43+09:00</dc:date>
<dc:creator></dc:creator>
<description>学生時代以来、二度目の「さぶ」である。
そのときは、読後泣けて泣けて仕方なかった。
当時の自分が置かれた状況なども影響しているのだろうが、
本当のところ、なぜあんなにも泣けたのかはわからなかった。
...</description>
<content:encoded>
<![CDATA[
学生時代以来、二度目の「さぶ」である。
そのときは、読後泣けて泣けて仕方なかった。
当時の自分が置かれた状況なども影響しているのだろうが、
本当のところ、なぜあんなにも泣けたのかはわからなかった。
その理由を求めての、二度目の「さぶ」である。
今回は泣かなかった。
ただし、大泣きした理由はわかったような気がする。
「人が生きる」ということの困難さ・困難さの逆の幸福・友情・我慢など
「生きる」上でのすべてのことがこの本に詰まっているからだろう。


今風に言えば、サブも英二もいわゆる「負け組」であるが、
「負け組」にも人生はある。
まっとうに生きていれば、何人たりとも恥じることはないと教えてくれる作品である。


人によっていろいろ感じることがあるだろうが、
私にとっては、小説の教科書とでも言うべき作品である。
もし続編があったとしたら、主要登場人物４人の幸福を願わずにはおれない。山本周五郎さんてほんと文章上手いよね〜。スラスラ読める。言葉もきれい。
さて、本作「さぶ」。題名はさぶだが、主人公は栄二。この栄ちゃんがかっこいいんだよねぇ。やるときゃやるぜって感じで。
そして、さぶがいい奴なんだ。これが。
厚いけど、難なく読める。
個人的には『柳橋物語』の方が好き。苦難、不当と思われる出来事での心のありようが描かれている。思い、考えが行動を決める。また、その考えを見つめている自分がいる。栄二の心の変遷を通して「人の成長」が語られている。何とは無しに助けたい、側にいたい、よくしたい人がいる。人は自らが知りえない多くのもう1人の自分に支えられているのだと思う。周りにいる人、身近に接してくれる人、何気なく声をかけてくれる人、その眼差し、一言に今こうしていることが有り難く感じられる本です。終わり方も最高ラウンド級の技で、着地もピタッと決まり、一瞬場内が静寂に包まれるようです。時代劇といってもチャンバラではありません。
血気盛んな若い男性や少年に特にお勧めしたい一作です。
おそらく作者もそう考え、若く賢くたくましくも「苦労知らず」と言われてしまう栄二を表側の主人公として書いているのでしょう。

あるときまで世の中を理解したように斜に構えていた栄二は、周囲の人の思惑によってどん底に落ちます。
ひどい仕打ちを受けたことで憎悪に燃え、世間を敵と見なし復讐を誓います。
しかし親友さぶの変わらない友情と地味な性格、そしてそれまで深く関わることのなかった不幸な人々と近づき支えあって生きることで真に成長していきます。
「自分一人が強く賢いだけではやっていけない」
はたして栄二は、自分にとって“さぶ”がどういう存在であったのかを悟るのです。

人の心は、いつ、何がきっかけでどう変わるのか、まるで分からない。
親しい人やただの顔見知りにいつのまにか何故か憎まれていることもあれば、いけすかない奴と思っていた人から恩を受けたり、ふとしたことで親友というほどの仲になっていることもある。
そして変わったように見えても、実は初めからずっと変わっていないのかも知れない。
知らず知らずのうちに親しくされているのかも知れない。それは決して理屈だけで計れるものではない。
この人間ドラマは生きていく上で大切なことを幾つか教えてくれます。

---
ちなみに解釈の分かれそうな最後の場面ですが、疑わしい真偽のほどは、さほど重要ではないのでしょう。
おすえがどういうつもりだとしても、彼女を拒絶したなら、きっと不幸は繰り返されたでしょう。しかし栄二はそうはしませんでした。
物語をそこでスッパリと終わらせた者の潔さに感嘆します。青春小説と言ってしまっていいでしょう、青春小説の名作です。時代小説だから、と敬遠しないで下さい。現代の物語といっても通じる普遍性をもった作品です。みんな栄二のような気持ちを抱いているのです。そしてその気持ちは年と共に無くして行くのです。しかし栄二はみんなのお陰でその気持ちを無くして行くのです。その変化の兆しは青年にしか理解できません。そうなのです、この作品は青春時代に読まなければならないのです。でも中年の皆様もOKです。そのまま山本周五郎の「物語」に身を預けましょう。

]]>
</content:encoded>
</item>
<item rdf:about="http://4bookshop.bestbook-shop.com/detail/12/4103080116.html">
<title>アカペラ</title>
<link>http://4bookshop.bestbook-shop.com/detail/12/4103080116.html</link>
<dc:date>2008-11-20T07:13:43+09:00</dc:date>
<dc:creator></dc:creator>
<description>登場人物の細やかな表現が山本文緒さんらしく、待った甲斐のあ新作でした。どこかにありそうで、それでいて自分に無縁のシチュエーションに読みはじめは居心地が悪いのですが、気付いたら入り込みサラサラと読み終...</description>
<content:encoded>
<![CDATA[
登場人物の細やかな表現が山本文緒さんらしく、待った甲斐のあ新作でした。どこかにありそうで、それでいて自分に無縁のシチュエーションに読みはじめは居心地が悪いのですが、気付いたら入り込みサラサラと読み終っていました。帯には最高傑作と書いてますが、そう言うにはちょっと濃厚さに欠けるかな…という感じもしますが、読み終りは爽やかです。次作も読みたい!読後感は、「あれ？この人の本ってもうちょっと面白くなかったかな？」という感じです。
どこがどうあまり良くないといわれれば難しいですが、文章の雰囲気が変化していて、彼女の持ち味をうしないつつあるように感じました。
過去の作品が好きで新刊が出たから読もうという人には、あまりお勧め出来ないと思います。
またこれが山本さんの最初の作品という方は、これは外して過去の作品を読むほうがいいと思います。過去の作品には良い本がたくさんあります。体を壊していた作者の、復帰第一作。
みんな待望してたに違いない。
今までと少し作風の違う気がする中編三品。
「アカペラ」「ソリチュード」「ネロリ」の三品とも
少し風変わりな人間関係、中でも家族との関係に重点をおいて描いている。
祖父と高校生の孫の少女。
家を飛び出してから２０年ぶりに実家に帰った男と母、元恋人。
親密な姉弟、そしてその彼女。
みんな、ちょっと普通じゃない家族、でもその関係は決して病んではいず
いつくしみ合って、静かに、まっすぐに生きている。
どの作品も、人物の気持ちをとても丁寧に描いている。
そして、何かが解決したわけではないのに、
悲しいラストの作品もあるのに、
読後感は穏やかで、優しいしんみりした気持ちになる。
病気と向き合う中で、作者は何か大切なものを得たのではないかと思わせる。
今後の作品にも期待できそうだ。今までの山本文緒さんの作風を思い浮かべながら読み進めていったら
ちょっと肩透かしにあってしまった
新境地と言えば新境地

ただ、物語はどれも生半可な内容ではなく
どれもこれもひと癖もふた癖もあって一筋縄ではいかない

表題作である「アカペラ」の主人公は少し現実離れしているようで、
いまいち流れに乗り切れないまま読み終わってしまった感じ
しかも、途中から思いもよらないような展開になってしまって、
最後は何とも後味の悪い終わり方に感じられた

住みにくい世の中になってしまったけれども、
山本文緒さんはどんなつらい中にあっても光をげかけてくれる
でも、どれもこれもオープンエンディングでありながら
手放しで明るい未来を予測させるものではない

生きるってつらい
うまくいくことばかりでない現実を目の前にして
いろいろと考えさせられてしまいました待望の山本さんの中篇集新作であるが、これはまだ山本さんが病から完治していないときにかかれたものだろうか。3編ともこれといった盛り上がりがなくて（でも「プラナリア」に通じるものは感じる）読後感があまりすっきりしないのは、もしかしたら題材にあまり現実感がないからかもしれない。

そのなかでも私がすきなのは「ソリチュード」。ダメ男だけどイケメンでそこそこお金も稼げて努力もしていて、でも地に足のつかない「スナフキン」な生活を送っている。主人公の春一を守り立て居場所をあたえているのは周りの女たちではなく、田舎の金持ちで一見ちゃらちゃらした武藤であることが、最後に春一が「新しく買ったばかりの携帯電話」で連絡をとるところからわかる。居場所のない孤独を「ロンリネス」ではなく「ソリチュード」と題したところがニクイ。

最後の「ネロリ」は、せっかく「ネロリ」というアロマの粋な小道具を使っているのに、なんか中途半端な登場のしかたしかしてこなかったのが残念。すごく。

でもどの作品も独特の山本さんの「切りかえし（斬り返し？）」は健在。
寡作でもいいから、「山本ワールド」味わえる作品を期待します！！
]]>
</content:encoded>
</item>
<item rdf:about="http://4bookshop.bestbook-shop.com/detail/13/4101104263.html">
<title>沈まぬ太陽〈1〉アフリカ篇(上) (新潮文庫)</title>
<link>http://4bookshop.bestbook-shop.com/detail/13/4101104263.html</link>
<dc:date>2008-11-20T07:13:43+09:00</dc:date>
<dc:creator></dc:creator>
<description>実話を基にしたフィクションである物語の第１巻であるが、３巻以降は、話の内容が自分には、難しく、アフリカ編が１番楽しめた。フィクションとノンフィクションが混ざってるので、首をひねりたくなる箇所もあるが...</description>
<content:encoded>
<![CDATA[
実話を基にしたフィクションである物語の第１巻であるが、３巻以降は、話の内容が自分には、難しく、アフリカ編が１番楽しめた。フィクションとノンフィクションが混ざってるので、首をひねりたくなる箇所もあるが、完全にノンフィクションだと、小説としての面白さが半減するとおもうので、この手法でよかったと思います。しかし、３巻以降は、善人と悪人の区別がはっきりしすぎてたので、モデルの人物がいるだけに、悪人側で書かれた人は、かわいそうな面もあります。よって、星４つです。1巻〜3巻まではもう引き込まれるように読み耽りました。
特に3巻（御巣鷹山編）は圧巻で涙なしには読む事が出来ません。
そこで改めて、あの事故についてもっと知りたくなりいろいろと検索してみました。
この本の事も色々と書かれていましたが、
一番驚いたのは現実の主人公は一切この事故とは関わりあっていない、という点でした。

実際の主人公は、「ご遺族との交渉係」を担当するどころか、
あの事故の翌月に自ら希望を出してアフリカへ戻っていたとの事で…
もちろんこれは小説ですから、恩地自身があの事故やご遺族と関わりあっていかないと成り立たないのでしょうが、
物語の核といってもいい部分がフィクションなのはちょっとがっかりです…
ましてや、自分で希望を出してアフリカへ戻ったという事実。

この他にも、「実像とはまったく違う」といった反論なども多数ありましたが、
その意見が正しいのか、この本で描かれていることが正しいのか、私にはわかりません。

日航自体が大きな問題体質を抱えていた企業である事や、
労働組合に対する不当な圧力や仕打ちがあったのも事実なのでしょうが、
あまりにも「主人公＝善」と描かれすぎていると思いました。
特に、何度も言いますが「事故には一切関わっていない」という点…
そのわりにはあまりにも献身的に描かれているのが非常に残念です。

しかし、3巻は本当に心を打たれます。
労働組合や主人公の問題は別にしても、読む価値があると思いますし、
「自分が今生きている」事を改めて考えさせてくれる作品です。1巻は多少退屈に思えてくる方もいるかもしれないが、
とにかく3巻までたどり着いてみて！！！

◆出版にあたっても壮絶なストーリーが◆
当時人気作家山崎豊子氏の次の作品を連載させてもらおうと、
多くの出版社がやってきたが、日航の内情を描いた作品だと
いうことが分かるとみな腰が引けて逃げてしまった。 
その中で新潮社の山田氏だけが会社を説得し、
週刊新潮での連載が始まる。
すると日本航空(ＪＡＬ)は、新潮社の出版物から日航の企業広告を
すべて引き上げ（ま、、当然なんだけど、）新潮社は莫大な広告料
を失い打撃を受け、山田氏への非難が集中してしまったのです。
しかし連載は人気を呼び、週間新潮の売り上げは倍増し損失分を
十分にカバーすることができた、そしてさらに単行本にしようとした時に
心労・過労のため山田氏は入院してしまう。
その単行本がベストセラーとなり社員が入院中の山田氏に報告しにいくと
「200万部を突破するまでは見舞いに来るな！」と一喝。
そして200万部を突破し、その報告をしにいくと、彼はすでに亡くなっていた… 
※沈まぬ太陽の主人公のモデルが講演会ではなした内容です。

本を読んでいて誰が悪いとかではなくて、
人間の本質や根本的なものから見直していきたいと思いました。この作品は、取材した事実に基づき、小説的に再構築した作品である。
主人公の恩地元は、組合の委員長としてストライキを決行した事により
会社に睨まれ、中近東からアフリカへと内規を無視した十年近くの海外
赴任を強いられる。アフリカ篇(上)(下)は恩地の回想により、その間の
事情が語られる。

うざい妻子を日本に残し、アフリカで狩猟ざんまいの日々。
何人もの召使いを雇い、日本の住宅事情では考えられない広い屋敷
に住む。天国じゃないか。この男は何が不満なんだ？

長期の海外赴任を拒否する姿勢には、世界に航路を延ばそうとしている
ナショナル・フラッグの社員として、国際感覚が欠如していると思った。
航空会社に限らず、商社やメーカーなどでも、ニューヨークやロンドン等、
先進国の主要都市に配属されるのは極一部のエリートだけで、大部分の
海外赴任者は僻地に赴任しているのではないだろうか。海外赴任が嫌
ならば、そもそも何故航空会社を就職先として選んだのだろう。転職とか
は考えなかったのだろうか。

日本に戻すという話も何度かあったが、恩地は頑なに拒否している。
会社にも問題があるが、恩地自身にも問題があったのではないかと
思えてしまう。

日本を代表する航空会社の複雑な労使問題、経済性や効率を追求する
あまり、安全性を疎かにする経営陣の体質など、考えさせられる事の
多い作品である。「アフリカに駐在した日本航空職員の話」そんな漠然とした知識で読み始めたが、読めば読むほど驚きであった。
「労使紛争」、一時代前の事になってしまったような響きのある言葉だが、人の命を預かる航空会社では重みがある。
その中で、利権を得んとありとあらゆる画策を講じる男達。男達をここまで向かわせるものは何なのか。男の中にたぎる競争心なのか。
この小説の中では、完全な善人はいない。善人役も、多分企業人の目で見れば欠点があり、そこがリアリティの基ともなっている。
企業の中での利権争い、政治の中での利権争い、企業論理の中で軽んじられる人道。
そういったものを目の当たりにさせる。
この小説は、企業に勤めた事のある人間なら、男女問わず是非読んでみて欲しい。貴方の勤める企業にも大なり小なり見出せる事だろう。
]]>
</content:encoded>
</item>
<item rdf:about="http://4bookshop.bestbook-shop.com/detail/14/406158135X.html">
<title>妖怪談義 (講談社学術文庫 135)</title>
<link>http://4bookshop.bestbook-shop.com/detail/14/406158135X.html</link>
<dc:date>2008-11-20T07:13:43+09:00</dc:date>
<dc:creator></dc:creator>
<description> 柳田国男が妖怪について書いた文章を集めたもの。初版の発行は昭和31年だが、書かれたのは明治42年〜昭和14年くらい。
 妖怪と幽霊の差、お化けの呼び名、河童、山人、一つ目、天狗などが取り上げられて...</description>
<content:encoded>
<![CDATA[
 柳田国男が妖怪について書いた文章を集めたもの。初版の発行は昭和31年だが、書かれたのは明治42年〜昭和14年くらい。
 妖怪と幽霊の差、お化けの呼び名、河童、山人、一つ目、天狗などが取り上げられている。いずれも民俗学の視点から妖怪を分析したもので、焦点となっているのは妖怪を産み出すような人間の心性と、地域による偏差の問題である。なおかつ、研究途上で書かれたものが多いので、妖怪ファンの人には向かない一冊かも知れない。
 柳田の民俗学が組み立てられていく過程をのぞき込むこととができ、なかなか面白かった。日本の思想史に興味があって、素人の気安さで、ここ数年いろいろと拾い読みをしている。
柳田國男、宮本常一、網野善彦らに代表される民俗系の歴史学は、正史すなわち為政者が編纂した政治史からは読み取れない、信長でも秀吉でも家康でもない、何の変哲もない日常を生きたごく普通の昔の日本人を浮き彫りにする。

本書は書き下ろしではなく、明治の終わりから昭和初年ごろに書かれた、妖怪伝承に関する多数の短い論文を編んだものである。河童、座敷わらし、やまんば、天狗など代表的な日本の妖怪について全国から収拾した伝承を記録するというのが本書の基本的なスタンスである。日本中から蒐集した妖怪の名前リストというのもある。

したがって、天狗や河童がかつての日本人の精神世界の中でどういうポジションを占め、近年の都市化の中でどのようにリアリティを失っていったのか、という考察はほとんどない。この点が残念である。また、挿絵ひとつあるわけでなく、単なる妖怪好きという方にとっては、水木しげるの妖怪辞典のほうがよい。（といっても、いまネットでみると既に絶版、古本で6万円近くする。びっくり。）

日本人の精神史という観点でも、妖怪大好きという観点でも、いまひとつ欲しい情報が得られなかった。日本全国の妖怪話を集めて本格的な分析を加えたもの。
一つ一つの話そのものが面白いのだが、それに加えて著者の分析の見事さに
息を呑む事もしばしばで、知的な満足も得られる。

主軸を成している考えは、妖怪とは貶められた古い神々であるというもので、
本書の意義はそうした太古の宗教的な価値観をいささかなりと
蘇らせるところにあると言える。

僕が読んでいて最も楽しかったのは、「呼びかけに応じると背中にずしりと
黄金を背負わされる話」だ。日本全国になぜかこのバリエーションが山ほどあるらしい。
P101「小豆洗い」で『郷土研究』に書かれた他人の意見に対する氏の見解などもあるが、だったら、その文章を引用で示して欲しい。
柳田氏の意見だけではよく分からない。
又、
この本の文章の進み方は、起承転結ではなく、つれづれなるままに、という感じで
「結局何が言いたかったんだ？」
と、もう一度読み直してしまった項もあった。

しかし、
妖怪についての現実的な研究という点では、読むに値するすばらしい著書である。
古事記の神々を歴史に照らし合わせるように
妖怪だって現実の何かがそれを思わせたものだろう。
妖怪についてさらに深く考えさせられる書物であった。昭和３１年に出版されたものの文庫版。 
ザシキワラシ・小豆洗い・天狗等、タイトル通り妖怪についての考察である。 
書き出しのところで著者は、オバケ（化け物）と幽霊を混同する人が多いことを嘆いている。 
その違いは、 

・オバケは出現する場所がたいてい決まっており、避けてそこを通らなければ一生でくわさずに済ますこともできる。 
対して幽霊は、足が無いという説があるにの関わらず、てくてくと向こうからやってきて、狙われるとどれだけ逃げても追いかけてくる。そんなことはオバケにはまず無いらしい。 
・オバケは相手を選ばないが、幽霊は特定の人間だけに思い知らせようとする。 

この二点である。 

また、黄昏時はオバケに出会いやすいという。 
古い日本語では黄昏のことをカハタレといい、もしくはタソガレドキと言っていたのは、「彼は誰（カハタレ）」「誰ぞ彼（タゾカレ）」が固定した形らしい（誰かわからないような者に出会う時間帯ということか）。 
そのため黄昏に道を歩く人間が、互いに声を掛けるのは単なる礼儀ではなく、自分が化け物でないということを証明する儀式であったようである。 

各々の妖怪について触れてある箇所ももちろんおもしろい、というかそれがメイン。 
妖怪に興味がある方は是非どうぞ。
]]>
</content:encoded>
</item>
<item rdf:about="http://4bookshop.bestbook-shop.com/detail/15/4622081814.html">
<title>生きがいについて (神谷美恵子コレクション)</title>
<link>http://4bookshop.bestbook-shop.com/detail/15/4622081814.html</link>
<dc:date>2008-11-20T07:13:43+09:00</dc:date>
<dc:creator></dc:creator>
<description>神経症で休職し、家で悶々と療養していたときにこの本に出会いました。

自分が体験した以上の絶望的状況に立った人たちが、生きがいを取り戻していく例を幾つも見せられ、いままで思い悩んできたことの小ささに...</description>
<content:encoded>
<![CDATA[
神経症で休職し、家で悶々と療養していたときにこの本に出会いました。

自分が体験した以上の絶望的状況に立った人たちが、生きがいを取り戻していく例を幾つも見せられ、いままで思い悩んできたことの小ささに恥じ入りました。

同時に小さくはあるけれども、この体験もまた人類共通の悩みである『生きがい喪失』からの回復の過程なのだと現状を肯定し、前へ進もうという決意ができました。

巻末の書評を先に読み、『こういう本に安易に手を出してしまいがちなヤワな読者が嫌いだ』という言葉に耳が痛たく、しばらく読むのを躊躇しましたが、
この評に耳が痛たいと感じた時点で、自分の悩みに真剣に向き合う準備＝読む資格があったのかなと読んだ後に思いました。著者は精神医学、心理学、哲学、宗教、そして自らの体験から、多角的に「生きがい」の意味と精神の働きを考察しています。 死を背景に生きるハンセン病患者や死刑囚。彼らの手記や対話を手がかりに、「生きること」「愛すること」の真実を解き明かしていきます。 著者の経験と学識による、圧倒的な説得力と真実性。 患者らの身体的・環境的制約から立ち上がる、精神の気高さと豊かさ。 [人間そのもの:実存]から垂直に立ち上がる言葉は、美辞麗句で飾られたものではありません。 少し引用させていただきますと… 「自然は総ての生物を抱え大きく呼吸し、無言の愛情の中に抱いてくれるのです」 「私の悩みは人類の悩みだ」 「人の世をはなれて人の世を知り 骨肉をはなれて愛を信じ 明を失っては内にひらく青山白雲もみた。らいは天啓でもあった。」 「その姿の根底にあるものが真の愛であるか、それとも単なる利害関係によるものかを問うのは止めよう。真の愛は自らを語らない。意識すらされないのがほんとうであろう。愛はただ黙々としてはたらく。」 …著者と患者達の、生の結晶です。 もし「生きがい」を見失ったあなたがこの本を開いたならば、読み終えるころには、「生きがい」は自分自身に統合され、「かけがえのない意味として宇宙に立つ私」に気付くことでしょう。巻末の坪内祐三氏の“むしろ私は生きがいについて、というタイトルの本に安易に手を出すヤワな読者が嫌いだ”という強烈な書評に戸惑わされます。 読んでみてわかりましたが、これはある意味で的を得た論評です。 なぜならこの本の中で神谷美恵子女史は“生きがいとは何か”という答えを読者に与えてはくれないからです。 これはむしろ当然のことで、人に教えられた生きがいなど、所詮生きがいとはいえないからでしょう。 

当然のことですが、精神学的な分析や叱咤激励など、“生きがい”というものに苦しめられている人にとってはなんの助けにもなりません。 むしろ腹立たしいだけでしょう。 神谷氏は医師であり、不条理なまでに“生きがい”を剥奪されてしまったハンセン氏病患者とともに生きた人です。 そしてこの本の中で彼女は、古今東西の様々な“生きがいを失った人達”の文章や生涯を挙げて、“生きがい”というものの多様性と本質に迫ろうとしています。 もちろん“これが生きがいだ！”と定義できるものなどは見つけられないのですが、その、生きがいを失った人達ととことん向き合い、話を聴こうとする態度そのものに名状しがたい感銘を受けてしまうのです。 “生きがい”が人それぞれのものである以上、他人がそれを与えたり、失ったそれを取り返してあげることなど出来はしません。 しかし神谷氏のこうした生き方そのもの以外に、人に“生きがいを持とう、充実した生を送ろう”と思わせるものもないだろうと思います。 見事な態度であり、立派な本だと思います。 是非ご一読を。神谷美恵子の優しい視点からつづられた名著。

人間が生きがいを失って、そこから以下に回復していくのか。

ハンセン病の隔離施設であった愛生園での活動から書かれている。

どんなことでもその人が生きがいとすれば、途端に自分の周りの世界が輝きだす。

そのおかげで明日の命も輝く。

本当に何回も読み返したい１冊である。 「平穏無事なくらしにめぐまれている者にとっては思い浮かべることさえむつかしいかも知れないが、世の中には、毎朝目がさめるとその目ざめるということがおそろしくてたまらないひとがあちこちにいる。」これは本書の冒頭部分である。一度でもこのような思いをしたことのある人、現在このような思いを抱いて生きている人などに是非読んでもらいたい。
 最終章で筆者はこう言っている「人間の存在意義は、その利用価値や有用性によるものではない。野に咲く花のように、ただ無償に存在しているひとも、大きな立場からみたら存在理由があるにちがいない。」
 本書は自分の存在価値を認められず苦しんでいる人々の救いになる一冊ではないかと思う。

]]>
</content:encoded>
</item>
<item rdf:about="http://4bookshop.bestbook-shop.com/detail/16/4063462382.html">
<title>バジリスク―甲賀忍法帖 (4) (ヤンマガKC)</title>
<link>http://4bookshop.bestbook-shop.com/detail/16/4063462382.html</link>
<dc:date>2008-11-20T07:13:43+09:00</dc:date>
<dc:creator></dc:creator>
<description>これまでの３巻に比べると大がかりなアクションがなく、どちらかというと地味な展開。逆にいうとマンガ化しにくい部分だったのかもしれません。ラストで天膳が復活するビジュアルで、人面相のようなものが動き出す...</description>
<content:encoded>
<![CDATA[
これまでの３巻に比べると大がかりなアクションがなく、どちらかというと地味な展開。逆にいうとマンガ化しにくい部分だったのかもしれません。ラストで天膳が復活するビジュアルで、人面相のようなものが動き出すのですが、これはなかなか面白いと思う人と、やりすぎだと言う人と、評価が別れそうな変更点です。ただ、ナメクジ人間・雨夜陣五郎などと並べるとそれほど違和感がないのも事実ではあります。ついにあと四人づつを残し、甲賀と伊賀が駒場野で激突します。奇襲作戦のつもりが裏目に出る、油断をしたらばかえって追いつめられる。刻々と変化する戦況、そしてまたもや消されていく人別帖の名。すでに全能力が明らかになったとはいえ、予測のつかない戦いぶりは相変わらず抜群のおもしろさです。また、今後のキーパーソンとなる春日局こと阿福登場、そして在りし日を描く番外編も収録されており、またも予想を裏切らぬおもしろさであることは間違いありません。
]]>
</content:encoded>
</item>
<item rdf:about="http://4bookshop.bestbook-shop.com/detail/17/4063461971.html">
<title>バジリスク―甲賀忍法帖 (1) (アッパーズKC (197))</title>
<link>http://4bookshop.bestbook-shop.com/detail/17/4063461971.html</link>
<dc:date>2008-11-20T07:13:43+09:00</dc:date>
<dc:creator></dc:creator>
<description>非常におもしろい漫画でした。全5巻で、サクサク読めます。展開が早いと言われる方もいらっしゃいますが、気にならない程度で、むしろ、無駄が無いような、とにかく読み易いです。ですがこの漫画、バトル、愛、グ...</description>
<content:encoded>
<![CDATA[
非常におもしろい漫画でした。全5巻で、サクサク読めます。展開が早いと言われる方もいらっしゃいますが、気にならない程度で、むしろ、無駄が無いような、とにかく読み易いです。ですがこの漫画、バトル、愛、グロテスク、エロス…など、色々と趣向的要素があるので、読みにくい、受け入れられない、そんな方が多々います。万人受けしないとは言えど、こんな素敵な漫画、読まないのは勿体ないですよ?読み始めると山場に次ぐ山場の超弩級エンターテイメント作品でありながら、この作品を他の娯楽作品群から抜け出して傑作の域にまで押し上げているもの。
それは完成度の高さでしょう。
読み終えてふと振り返ってみると、ストーリーがまるで一枚の絵画……というよりむしろ、完成した一組のパズルのように正しく配列され、合理性の美しさすら感じさせます。
戦いに次ぐ戦いで、理不尽なまでに最後まで戦いなのですが、最初の戦いと最後の戦いの相似性と相違性にひとたび着目し、その観点から全体を見通してみると、全てがなるべくしてなったのだ、という調和の支配する因果の美しさがあります。
非の打ち所のないストーリーというのはこのようなものを言うのでしょう。
『完全な作品』というものを読んでみたい人にお勧めします。全５巻。原作が忍者小説で知られる山田風太郎。友人に薦められて一気に読んだ。 

主人公の目が良いね。本宮ひろしに通じるものがある。 

忍術ではなく異形の者の戦いになっているから現実離れしているけど、見る価値はあるでしょう。 
瞳術は「ナルト」に出てくる写輪眼に似ていると思った＾＾。 

今度お客さんに薦めようかな。

アニメから入ったので、原作を読んでないぶん、すんなりと入れました。だいたい原作は漫画を読んでからのほうが、変な期待感持たずに読めるので。
テンポが速いので、もっとゆっくりじっくり進めてもよかったのでは？と思ったので星４つ。
魅力的なキャラ達が死んでいくテンポも速いのでもっと見たいと思うのはわがままでしょうか？妙に話が長すぎて中弛みするよりいいと思いますが。

女性陣はタイプの違うキャラでかぶらないし、それぞれが魅力的。
愛する人と戦うっていうのは、時代劇では結構当たり前だけど、心理的葛藤を甲賀と伊賀という忍者物の定番でやると時代や背景がわかりやすくてすんなり入ってきて面白いです。まずこの作品を評価するところは、全５巻ですっきりさっぱり話が終わるところ。なんの破錠もひっかかりも残さず完結しているところが素晴らしい。変な引き伸ばしや打ち切り感が一切ない。きっと最初っから全５巻を想定して描かれたものであろう。
物語はとにかくサクサク進む。無理のあるドンデン返しや複雑な戦略はなく、忍者達はバサバサ死んでいく。そこが気持ちいいのだが、それゆえストーリーに厚みがないと言ってしまえばそれまでなので、星は４つ。

明らかに浮きまくりのPC処理に多少のストレスは感じるものの、人物の絵が達者過ぎるのでその辺は許容範囲。
キャラ１人１人の忍術も面白い。でも忍術っていうか、もうほとんど妖怪技だけどね。ナメクジに変身とか・・・(笑)。

私は原作を知らないのだが、この話が活字としてどう表現されているのかものすごく読んでみたくなった。
]]>
</content:encoded>
</item>
<item rdf:about="http://4bookshop.bestbook-shop.com/detail/18/4041356466.html">
<title>甲賀忍法帖 (角川文庫)</title>
<link>http://4bookshop.bestbook-shop.com/detail/18/4041356466.html</link>
<dc:date>2008-11-20T07:13:43+09:00</dc:date>
<dc:creator></dc:creator>
<description> 特異な技を持った伊賀組、甲賀組それぞれの十人衆が、トーナメント勝負のような死闘を展開していくストーリー。一読、あまりの面白さに呆然とさせられ、しばらくの間、山田風太郎の作品をあれこれと、むさぼるよ...</description>
<content:encoded>
<![CDATA[
 特異な技を持った伊賀組、甲賀組それぞれの十人衆が、トーナメント勝負のような死闘を展開していくストーリー。一読、あまりの面白さに呆然とさせられ、しばらくの間、山田風太郎の作品をあれこれと、むさぼるように読んでいきました。
 忍者それぞれの技が、実にユニークで奇奇怪怪、驚きに満ちていること。まるで妖怪変化の如き忍者たちの、尋常でない勝負の行方の意外性。「こいつはやるんじゃないか」と注目していた忍者が、ひとり、またひとりと消えていくスリリングな面白さ。傑作ぞろいの風太郎忍法帖のなかでも、キャラの無類の魅力と、ぎゅっと凝縮された話のスピーディーな展開にわくわくさせられたことでは、これが一番！ 続いて、『柳生忍法帖』『柳生十兵衛死す』『魔界転生』あたり、首までずっぽり浸かって読みふけったものでした。これから読む方が、本当にうらやましい。
 本作品をマンガにして描いたせがわまさきの『バジリスク 甲賀忍法帖』（単行本・全５巻）もいいですよ。おすすめ。
 ちなみに、山田風太郎作品のマイ・ベスト５は、『妖異金瓶梅』『甲賀忍法帖』『明治断頭台』『おんな牢秘抄』『夜よりほかに聴くものもなし』。風太郎ワールドのめったくた楽しく、面白きこと哉。読書の至福のひとときに、きっとわくわくさせられますよ。山田風太郎忍法帖は現在読んでも色あせていない大傑作シリーズですが、これはその記念すべき第1弾で、映画「SHINOBI」の原作でもあります。
忍法帖シリーズはいろいろなパターンがあるのですが、これは最もオーソドックスなトーナメントパターンです。甲賀、伊賀それぞれ１０人の特殊技能を持った忍者が戦い、敗れて勝ち残ったもの同士がさらに戦っていく。スピード感があり、読み出したら止まりません。
最近のつまらないハリウッド映画よりもよっぽど楽しめますよ！他の山田風太郎先生の作品で、こんなに大人数で戦う作品は、名前と忍法だけで、キャラはたっていないが、この甲賀忍法帖は、大半のキャラが立っている。
一人一人の個性が際立ち、それぞれの忍法も『無敵じゃないか』と思えるほど、強そうなのだが、戦う相手が相性が悪く、負ける展開が実に面白い。
主人公、甲賀弦之介が、この忍法合戦を知り、戦う決意を固めるが、愛する朧を討てるのか？
朧が自分を裏切ったのかと悩むシーンが実に読んでいて切なくなります。

『バジリスク』のコミック、アニメを観た方も、是非とも本家本元の『甲賀忍法帖』を読んでほしい。
山田風太郎の文章の美しさ、魅せる文章の力に、のめりこむ事間違いなしです。この本を読む前、きっとこの本に出てくる忍者たちは
正々堂々な戦いをするんだろうと、何故か思っていました。

読みはじめてみてびっくりしました。
戦い始めから、全ては殺すが勝ちの騙し合い。

きっと読むと惹き込まれると思います。最後まで展開が予想できません。面白いのは言うまでもないが、１０対１０の戦いと初めによんでえ？と思った。つまり少なくとも本書の中には１０回以上戦いがあるのである。それどころか、正確に数えていないがおそらく２０回以上あったと思われる。普通はそんなに戦闘シーンを盛り込むと絶対に一つ一つが浅くなりつまらなくなるはずだと思ったのだが、そんなものはまったくもってバカな心配であった。一つ一つの戦いが非常に濃くそれでいてまったく飽きない。盛り込まれるエロスもそこらの官能小説よりはるかに濃く、非常に楽しめた。なによりも驚いたのが最初からもう既にあらかたの予想が付くのにもかかわらず、それでも、どうなるの、どうなるのと思わされたことだ。
]]>
</content:encoded>
</item>
<item rdf:about="http://4bookshop.bestbook-shop.com/detail/19/4101252238.html">
<title>こころの声を聴く―河合隼雄対話集 (新潮文庫)</title>
<link>http://4bookshop.bestbook-shop.com/detail/19/4101252238.html</link>
<dc:date>2008-11-20T07:13:43+09:00</dc:date>
<dc:creator></dc:creator>
<description>村上春樹、安部公房などの名前が載ってたので買ってみました。10人の日本を代表する文人との対話集なんだけど、対話のレベルが高いのでただの雑談めいたインタビューとはわけが違います。河合先生は、本という物...</description>
<content:encoded>
<![CDATA[
村上春樹、安部公房などの名前が載ってたので買ってみました。10人の日本を代表する文人との対話集なんだけど、対話のレベルが高いのでただの雑談めいたインタビューとはわけが違います。河合先生は、本という物、読むという行為について一人一人対話されてるのですが、わかり易く心理学をひきだして話されてるので非常に読み易い。村上春樹が普段語らない様な幼い頃の両親の記憶から小説家になるまでの経緯などを詳しく話してたりとか、その他にも勿論興味深く内容の濃い話ばかりで476円の割りにはかなり楽しめました。小説が好きな人なら、今まで以上に違う視点で読む事を楽しめるようになれる一冊です。河合先生はやっぱり凄い!そうそうたるメンバーとの対談集。それぞれの分野で極めた大先輩ばかりですが、人生や仕事に対する真剣さ・真摯さが伝わってきて、気合いが入ってきます。よし、やるぞ！という気持ちが湧いてきます。くよくよしそうになる時に読んでいます。気分爽快になります。読書歴が浅く、河合隼雄と安部公房が好きで買ったので、対話者の半分くらいは名前も知らない人達でしたが、それぞれの人達の個性がよく出ていて面白かったです。個人的に対話者の作品についてよりも雑談めいた箇所の方が楽しめました。対話者が作家だけでなくて詩人、学者、医者などなかなかバラエティに富んでる内容かなと思いました。
]]>
</content:encoded>
</item>
<item rdf:about="http://4bookshop.bestbook-shop.com/detail/20/4894234386.html">
<title>だいじょうぶだよ、ゾウさん</title>
<link>http://4bookshop.bestbook-shop.com/detail/20/4894234386.html</link>
<dc:date>2008-11-20T07:13:43+09:00</dc:date>
<dc:creator></dc:creator>
<description>いつか迎える老いと死。
絵本のテーマとしては非常に重い。

介護を通じて見送ることを自然と悟ったネズミは、
旅立つゾウのために力を貸す。
「きっとすべてうまくいくよ・・・」と。
 
是非、手にとって...</description>
<content:encoded>
<![CDATA[
いつか迎える老いと死。
絵本のテーマとしては非常に重い。

介護を通じて見送ることを自然と悟ったネズミは、
旅立つゾウのために力を貸す。
「きっとすべてうまくいくよ・・・」と。
 
是非、手にとって一読してください。


いつものように就寝前の一冊として、手にしたこの本。４歳の娘がどこまでわかっているのかな〜と途中顔を覗き込んでみると、目を真っ赤にしていました。私と目が合うと、「なんか寂しくなってきた･･･」って。その様子に私の方が驚いてしまいました。小１の息子が、学校で先生から聞いたといって教えてくれました。
１ヶ月前に祖母（私の母）を亡くした体験から、幼いながらも、”死”というものを
おぼろげながら意識したのかもしれません。
めがねをかけてゾウの姿が恰幅のいい祖母に似ているといい、ネズミは自分だと
いっては、何度も読み返していました。
私は私で、ゾウを送るのに精一杯のことをしたネズミを少しうらやましく思いながら、
母のことを思い出し、息子に思い出話をしました。神妙に聞く息子とちょっと素敵な
時間が過ごせました。 こどもの頃最初に目にしたのは確かに絵本でした。
母よんで聞かせてくれました。
大判は絵本にちょうどいい。
ねずみとぞうのものがたり。

いろいろなものが絵本には詰まっている。

ぜひ推薦したいです。老いたぞうさんと、子供のねずみの話です。最後にはぞうさんがゾウの国に（死にに）行くのを、成長したねずみが助ける、という悲しい話です。この話を読んで３回目に、もうすぐ４歳になる娘が「パパ、死んじゃイヤ」といいながら突然涙を流し出しました。突然「死」を何となく理解したようです。
]]>
</content:encoded>
</item>
</rdf:RDF>
